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物流代行の費用相場&失敗しない業者選びのポイントをプロが徹底解説 | 関根エンタープライズグループ

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2025.05.30

物流倉庫イメージ画像

物流代行サービスを利用する際にどれくらいの費用がかかるのか、相場が気になる人も多いはず。そこで今回は、物流代行サービスの費用相場やその内訳について紹介します。また、物流代行業者を選ぶ際の注意点や、失敗しない業者選びのポイントについても詳しく解説します。物流管理やアウトソーシングの検討・比較で迷っている方が最適なサービスを選ぶのに役立つ情報満載です。

物流代行サービスの費用相場

オンラインショップ(ECサイト)の運営者が、商品の保管や梱包、発送などの物流業務を外部の専門業者に委託する物流代行サービス。EC事業の成長において発送や在庫管理などの課題を解決する有効な手段となりますが、料金システムやサービス内容は業者によって大きく異なります。自社の商品特性や取扱い量に応じて複数社から見積りを取り、比較検討することが大切です。

費用の内訳は、主に固定費(基本料金やシステム利用料など)と変動費(入出庫・検品・保管・ピッキング・梱包・発送などにかかる従量課金制)の大きく二つに分かれます。また、その他のオプションとして「流通加工」や「返品対応」などを設けているケースもあります。

費用項目 相場(月額/単位) 詳細
固定費
システム利用料 2万~5万円
倉庫管理システム(WMS)の利用料。業務の効率化や一元管理に必要です。

業務管理料 1万~5万円
(または2万~3.5万円)

在庫管理や業務全般の管理にかかる費用。出荷件数や荷物の量に応じて変動する場合もあります。

倉庫保管料
(坪単価)
4,000円~7,000円/坪
(地域差あり)

倉庫内のスペース利用料。坪単位の他、ラックやパレット単位で計算される場合もあります。冷蔵・冷凍は高くなる傾向。

変動費
デバンニング料 2万~5万円/コンテナ
コンテナから輸入貨物を降ろす作業にかかる費用。

入庫料 10円~100円/個
(形態により異なる)

商品を倉庫に受け入れ、適切な場所に保管する作業にかかる費用。バラ納品や箱納品で単価が変動します。

検品料 10円~100円/個
(内容により異なる)

入庫商品の数量チェックや動作チェックにかかる費用。内容が複雑なほど高くなります。

出荷・ピッキング料 10円~30円/個
出荷指示に基づき、商品を倉庫から集める(ピッキング)作業にかかる費用。

梱包料 150円~400円/個
(作業内容により異なる)

商品の梱包作業にかかる費用。ラッピングなど追加作業で変動します。

梱包資材料金 30円~200円/梱包
ダンボールなどの梱包資材にかかる費用。

配送料 400円~1,500円/件
(エリア・サイズにより異なる)

配送業者への運賃。地域や荷物のサイズによって大きく異なります。

流通加工料
(その他)
10円~100円/個
(作業内容により異なる)

たたみ入れ、値札付け、補修作業など、多岐にわたる加工にかかる費用。

 

小規模なECサイトの場合は、月数万円から利用可能です。しかし商品数や発送量が増えるとコストが変動するため、規模拡大に合わせて料金プランやサービス内容が柔軟に変えられるかもチェックポイントです。また、繁忙期の一時的な出荷増加や長期的な業務効率化などに対応できる事業者を選ぶと、コスト管理と品質維持を両立しやすいでしょう。自社の特性やニーズと照らし合わせて、最適な物流パートナーを選定することが大切です。

失敗しない業者選び~7つのポイント~

物流倉庫イメージ画像

ここからは、EC事業者が物流委託を検討する際に重視すべきポイントについて解説します。自社のニーズに合わない業者を選んでしまうと、期待した効果が得られないどころか、かえって業務が滞ったりコストが増加したりする可能性もあります。そうならないためにも、以下に挙げるポイントをチェックして慎重に比較検討してください。

自社ニーズとの適合性

最も大切なのは、自社の商品や販売方法に最適な業務対応があるかどうかです。まずは自社商品ごとの特性や出荷頻度、取り扱い種別に合わせて、委託先のサービス内容とマッチしているかどうかを確認しましょう。取り扱う商品が温度管理の必要なものなのか、精密機器やアパレルかなどによっても必要な設備やノウハウは異なります。自社特有の商品規格や梱包方法、検品基準、返品業務などにも柔軟に対応できるのかどうか、しっかりと確認しておきましょう。また、月間出荷数や繁忙期の変動に対応できるキャパシティがあるかどうかも重要なポイントです。

業者の実績と信頼性

委託先の実績や業界経験が豊富であれば、あらゆる商品種や対応ケースにおけるノウハウを活かしたサービス品質が期待できます。導入事例や顧客評価などから自社の商材と類似したものを扱った経験があるか、その業界特有のノウハウを持っているかなどを確認しておきましょう。会社の情報やサービス内容が明確に公開されているかどうかもぜひチェックしてください。

料金体系と費用対効果

料金体系がわかりやすいかどうかも大切です。初期費用だけでなく月々の固定費や変動費を総合的に把握して、複数社から見積もりを取って比較検討しましょう。単に安価さだけで業者を選んでしまうと、委託後に思わぬ追加費用が発生したり、トラブル時に対応できないといったリスクが生じる可能性もあります。払い出し単価やキャンセル・返品手数料、梱包仕様の柔軟性にも注意したうえで、総合的に料金を比較検討することが重要です。

また、固定費型と従量課金型のどちらが自社に適しているかも検討しましょう。一般的な料金体系は月額の基本費用に加えて出荷や梱包ごとに都度発生する「従量課金型」ですが、固定費と従量課金費のバランスや最低利用数量、手数料率は業者によってさまざまです。小ロットから依頼可能なプランや、規模が大きくなるほどボリュームディスカウントが適用されるケースもあるので、事業の成長段階に合わせて柔軟に切り替えられるかどうかも確認しておきましょう。

システム連携とデータ活用

システム管理や業務連携の効率化、最新システムを導入しているかなども業者選定の重要な要素です。WMS(倉庫管理システム)やOMS(受注管理システム)の有無、 自社のシステムと連携できるか、API連携の有無や柔軟性も確認しておきましょう

サービス品質と対応力

過去の実績や目標値から、誤出荷率・在庫差異率、梱包品質などサービスの品質を確認することも大切です。繁忙期の波動対応や急な仕様変更、イレギュラーな依頼に対応できる柔軟性があること、配送遅延や商品破損、クレームなどトラブル時のサポートが迅速であること、担当者が物流に関する知識が豊富でスムーズなコミュニケーションが取れることも重要です。

セキュリティ対策

お客様の情報を取り扱うため、個人情報保護への取り組みなどセキュリティ面で安心できるかどうかも業者選びの重要なポイントです。ISO27001などの情報セキュリティのほか、防犯カメラや入退室管理など倉庫のセキュリティ対策が整っているかどうかもチェックしておきましょう

倉庫の立地

意外と見落としがちなのが倉庫の立地です。倉庫の立地は配送リードタイム(商品が出荷されてから納品先に納品されるまでの時間のこと)や配送コストに直結するため、主要な顧客層や仕入れ先に近い場所に物流拠点があるかを確認しましょう。複数の拠点を持つ業者であれば災害時のリスク分散にもなります。

物流代行会社を選ぶ際は、自社のニーズや事業規模に適した業者選定が成功のカギを握ります。自社の出荷件数や成長戦略、拠点エリア、システム対応範囲などと照らし合わせて、コスト・品質・柔軟性を比較し総合的に判断することがポイントです

 

たしかな実績と品質を誇る関根エンタープライズにお任せください!

累計取引先社数は2500社以上を誇る関根エンタープライズグループでは、経験豊富な運行管理やパワーと技術を兼ね備えたドライバーなど、全てにおいてトップクラスのサービスをご提供致します。倉庫利用は1パレットからお預かり可能で、固定費ゼロ・従量課金で小ロットでも安心してご利用頂けます。そのほか検品や梱包、流通加工まで、あらゆるニーズに合わせた柔軟な対応が可能です。

物流代行の業者選びにお悩みの際は、ぜひ一度当社にご相談ください! 万全の体制で皆様のご相談をお待ちしています。御社の物流業務最適化のため尽力致しますので、一緒に事業拡大の一歩を踏み出しましょう。

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