季節商品の置き場がない! アパレル専用倉庫の「短期保管」がビジネスを加速させる理由

| 2026.02.28

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アパレル業界において、切っても切り離せない悩みが「季節商品(シーズン物)の在庫管理」です。夏にはTシャツ、冬には厚手のコートやダウンジャケットと、季節ごとに取り扱う商品のボリュームや形状が劇的に変化します。「オフシーズンの在庫が場所を取って新商品が入らない」「急な大量入荷で自社倉庫がパンクしそう」といった課題に対し、近年注目されているのが「物流倉庫の短期保管」の活用です。

 

本記事では、アパレル物流のプロの視点から、短期保管を活用してコストを削減し、売上を最大化するための具体的な手法を解説します。

 

アパレルメーカーが直面する「保管と物流」の4大課題

アパレル業界の物流は、他業種に比べて「多品種・多サイズ・多カラー(SKUが多い)」という特徴があり、非常に複雑です。特に以下の4つの課題に頭を悩ませている担当者は少なくありません。

シーズンオフ商品の「デッドスペース化」

冬物アウターなどの嵩張る(かさばる)商品は、オフシーズンには販売機会が激減する一方で、倉庫の大部分を占拠し続けます。これにより、本来動かすべき売れ筋商品のためのスペースが削られ、作業効率の低下を招きます。

セール・イベント前の「爆発的な入荷」

夏・冬のセールや、ECサイトの大型キャンペーン前には、数ヶ月分の在庫が一気に入荷します。自社倉庫のキャパシティを超えてしまうと、通路に荷物が溢れ、ピッキングミスの誘発や労働災害のリスクが高まります。

保管環境による「商品価値の低下」

アパレル製品は湿気や日光、埃に非常に敏感です。無理な詰め込みや、不適切な環境での長期保管は、カビや色あせ、型崩れの原因となります。これらはすべて「廃棄ロス」という大きな経営リスクに直結します。

発送作業の「マンパワー不足」

入荷が集中する時期は、同時に出荷作業も増大します。普段のスタッフ数では対応しきれず、納品遅延が発生。その結果、顧客満足度が低下し、SNSでの悪評やリピート率低下を招く悪循環に陥ります。

 

アパレル業界における「短期保管サービス」活用事例

ミニロジ ケース2


「物流倉庫=長期契約」というイメージがあるかもしれませんが、最近は関根エンタープライズの「ミニロジ」のように小ロット・短期間から利用できるサービスが増えています。ここでは、このような「短期保管サービス」を実際に導入しているアパレル企業がどのようなシーンで倉庫を利用しているのか、具体的な活用事例を紹介します。

 

新作リリースの準備期間(1〜3ヶ月)

アパレル業界において、商品の入荷と発売のタイミングには数週間のタイムラグが生じることが多々あります。特に、海外工場からコンテナ単位で届く新作商品は、発売日までの間、膨大なスペースを占有してしまいます。この「発売待ち」の荷物を自社倉庫に詰め込んでしまうと、通路が塞がって現在販売中の商品のピッキング作業を妨げたり、奥にある商品が取り出せなくなったりと、物流現場の生産性を著しく低下させます。

 

【短期保管サービス活用のポイント】

 

「今、売るべきもの」に特化: 自社倉庫は常に「今まさに回転している商品」のためのスペースとして最適化し、発売前の在庫は外部倉庫に保管する。

 

物流のバッファ機能: 入荷が重なる時期でも、一時的に外部へ逃がすことで、現場の混乱や労働時間の増大を防ぎます。

 

発売日に合わせた一斉出荷: 外部倉庫で保管しつつ、発売日に合わせて全国の店舗やモール倉庫へ一括配送するスキームを組むことで、無駄のないリードタイムを実現します。

 

ポップアップストア・催事への出店時

期間限定のポップアップストアや百貨店での催事出店は、ブランドの認知度を高める絶好の機会ですが、その裏側での「在庫移動」は非常に煩雑です。数日間、あるいは数週間分だけの在庫を店舗や本社の限られたスペースで管理するのは物理的に困難です。また、イベント終了後の「撤去」も課題です。売れ残った在庫や使用した什器を一度に本社へ戻すと、通常業務がストップしてしまうほどの荷物量になることも珍しくありません。

 

【短期保管サービス活用のポイント】

 

会場周辺の拠点活用: イベント会場の近く、あるいは配送の便が良い物流拠点に一時保管場所を設けることで、追加補充(フォロワー)への柔軟な対応が可能になります。

 

「戻し」の検品フローを外注化: イベント終了後の在庫を一度物流倉庫へ。そこでプロの手による検品(汚れ・破損チェック)や再パッキングを行い、良品のみを本社へ戻す、あるいはEC在庫へ回すといったフローを組むことで、販売機会のロスを最小限に抑えます。

 

什器(じゅうき)のスポット保管: 商品だけでなく、イベントで使用した大型のディスプレイ用品や什器を次の催事まで短期預かりするニーズにも最適です。

 

撮影・サンプルのストック場所

ECサイトの運営において、モデル撮影用のサンプルや、来シーズンの展示会用サンプル、プレス貸出用の在庫管理は、通常の出荷ラインとは全く異なる管理が求められます。これらの「非売品」が通常の発送用在庫と混在していると、誤出荷の原因になるだけでなく、度重なる出し入れによって商品が傷んでしまうリスクがあります。しかし、大切に保管したい一方で、毎日出荷するわけではないため、一等地に置いておくのは効率が悪いというジレンマがあります。

 

【短期保管サービス活用のポイント】

 

「動かない荷物」の切り離し: 日常的な出荷ラインからこれらのサンプルを切り離し、外部の「一時避難先」として短期保管を活用します。

 

最適な保管環境の確保: 自社オフィスの片隅に積み上げるのではなく、空調やセキュリティが整った倉庫で管理することで、デリケートなサンプル品の劣化を防ぎ、ブランド価値を維持します。

 

撮影現場への直送: スタジオ撮影のスケジュールに合わせて、倉庫から直接撮影現場へ配送。撮影が終わればまた倉庫へ戻すといった「外部クローゼット」のような使い方が可能です。

 

短期保管×物流代行で得られる5つのメリット

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ミニロジ」で単に「場所を借りる」だけでなく、物流代行サービスをセットで活用することで、アパレル経営は劇的にスマートになります。

メリット1:固定費を「変動費」に変えられる

自社で大きな倉庫を借り続けると、在庫が少ない時期も高い賃料が発生します。ミニロジの倉庫保管なら「使った分だけ(パレット単位、段ボール箱単位など)」の従量課金制なので、売上に連動した物流コストの最適化が可能です。

メリット2:プロによる「流通加工」の活用

アパレル物流には、検針やタグ貼り、袋の入れ替え、セット組みといった「流通加工」が欠かせません。これらを倉庫内で完結させることで、工場から直送された商品をそのまま「販売可能な状態」にしてストックでき、リードタイムを大幅に短縮できます。

メリット3:正確な在庫管理システム(WMS)

「どこに何があるか分からない」という状況は、アパレル通販において致命的です。プロの倉庫ではクラウド型の在庫管理システム(WMS)を導入しているため、PCやスマホからリアルタイムで在庫数を確認でき、過剰発注や欠品を未然に防げます。

メリット4:チャーター便との連携で配送コスト削減

関根エンタープライズのような運送基盤を持つ会社であれば、保管場所から納品先(百貨店、モール倉庫、個人宅)までを自社便やネットワークで直結できます。配送会社との調整手間が省け、トータルコストの抑制に繋がります。

メリット5:コア業務(デザイン・販売)への集中

発送作業や在庫整理に追われていた時間を新作のデザイン考案やSNSマーケティングに充てることができることこそが、小規模ブランドが急成長するための最大の近道です。

 

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失敗しないアパレル物流パートナーの選び方

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アパレル物流は雑貨や食品の物流とは異なる「特有の作法」が存在するため、単に「価格」だけで選ぶのは危険です。アパレル物流のパートナーを選ぶ際には、以下のチェックリストを参考にしてください。

 

契約内容は柔軟に対応してもらえるか

多くの大手倉庫では「月間出荷数〇〇件以上」「契約期間1年以上」といった足切りラインが存在します。しかし、ブランドの立ち上げ時期や、季節波動が激しいアパレルメーカーにとってこの条件が大きな壁となります。「パレット1枚から」「棚1段から」といったスモールスタートが可能か。また、繁忙期だけスペースを拡張し、閑散期には縮小できるような柔軟な料金体系になっているかを確認しましょう。当社の「ミニロジ」なら、段ボール1箱(500円~)からのお預入れが可能です

 

アパレル特有の資材や扱いを知っているか

アパレル商品は、素材によって保管方法が全く異なります。デリケートなシルク製品や、型崩れ厳禁のジャケット、湿気に弱い革製品など、それぞれに合わせた配慮が必要です。 ハンガー保管(吊るし)に対応しているか。また、梱包時に「アパレルらしい丁寧さ」があるかも重要です。例えば、ビニール袋の空気を抜いてシワを防ぐ、薄紙(あんこ)を詰める、テープの貼り方一つをとってもブランドイメージに直結します。現場見学の際は、実際にスタッフが商品をどう扱っているか、手袋の着用有無や保管棚の清掃状況までチェックしましょう。

 

「流通加工」の対応範囲とスキルの高さ

アパレル物流の肝は、保管だけではありません。工場から届いた未完成の状態を「販売可能な状態」に仕上げる流通加工こそが重要です。 検針や値札貼り、補修(ボタンの付け直しなど)、アイロン掛け(プレス作業)まで対応可能か。これらを倉庫内で一気通貫で行えるパートナーなら、工場→加工所→倉庫という移動コストと時間を大幅にカットできます。また、ギフトラッピングやノベルティの同梱など、ファン作りに欠かせない細かい作業への対応力も確認しておきましょう。

 

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現場のレスポンスは迅速か

アパレルECはトレンドの移り変わりが速く、急なセール対応や配送先変更などが日常茶飯事です。この時、担当者と連絡がつかなかったり、システムが古くて在庫状況が把握できなかったりすると致命的な機会損失を招きます。チャットツールなどで現場スタッフとスムーズに連絡が取れる体制かどうか、自社便や独自の配送ネットワークを持っているかどうかを確認しておくことも大切です。2024年問題で運送費が高騰する中、保管と配送を一括で管理できる会社は、コスト面でもリスク回避面でも非常に強力な味方になります。

 

 

 

関根エンタープライズでは、200台以上の自社トラックを保有し、全国各地に広がる協力会社の拠点との連携により日本全国を網羅する広範な配送ルートを確立しています。これにより、遠隔地への配送や、突発的なニーズにも柔軟に対応することが可能です

 

アパレルビジネスの成否は、いかに「在庫を鮮度良く、効率的に回すか」にかかっています。自社倉庫のスペースに縛られて新商品の導入を躊躇したり、発送作業に追われてクリエイティブな時間を失ったりするのは、非常にもったいないことです。関根エンタープライズでは、法人・個人を問わず、小ロットからの保管・物流代行を承っています。

 

  • 季節の変わり目だけ荷物を預けたい
  • ECの発送作業を丸投げして、販売に専念したい
  • チャーター便で一気に店舗へ配送してほしい

 

このようなさまざまなニーズに対し、私たちは「物流のプロ」として最適なプランをご提案します。まずは現在の在庫状況や、お困りのポイントをぜひお聞かせください。貴社のビジネス規模に合わせた「無駄のない物流」を一緒に構築しましょう。

 

 


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