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【物流とは何か?】物流の目的や機能・ロジスティクとの違いについて | 関根エンタープライズグループ

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2023.02.08

【物流とは何か?】物流の目的や機能・ロジスティクとの違いについて

「物流とは何ですか?」と聞かれると、たとえ物流業界に従事していても、うまく説明することは難しいものです。

本記事では、そんな「物流」についての基礎知識や目的、機能について解説していきます。

また、物流と混同しがちな「ロジスティクス」「流通」「サプライチェーン」との違いについてもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

物流とはモノが供給者から消費者へ移動する活動

物流とは「物的流通」の略称で、供給者から消費者へモノが移動する一連の活動を指します。一連の活動には、輸送や配送といった運搬業務だけでなく、加工や品質管理、検品、包装、梱包といった工程も含まれます。

物流と一口に言っても取り扱うモノや対象者は様々で、原材料や部品などの素材を取り扱う物流を「調達物流」、部品の製造や組立に伴い社内間でモノが移動する物流を「生産物流」、商品が卸業者や小売店に移動する物流を「販売物流」、不良品やリサイクル物質を回収する物流を「回収物流(静脈物流/廃棄物流)」、一般消費者(エンドユーザー)を対象とした物流を「消費者物流」と呼ぶケースがあります。

  • 調達物流:原材料や部品などの素材を取り扱う物流
  • 生産物流:部品の製造や組立に伴い社内間でモノが移動する物流
  • 販売物流:商品が卸業者や小売店に移動する物流
  • 回収物流(静脈物流/廃棄物流):不良品やリサイクル物質を回収する物流
  • 消費者物流:一般消費者を対象とした物流

物流とロジスティクスの違いとは?

物流は英語で直訳すると「Physical Distribution(フィジカル・ディストリビューション)」になりますが、しばしば「Logistics(ロジスティクス)」で表現されることがあります。

「物流=ロジスティクス」と思われている方も多いのですが、厳密に言えば、物流とロジスティクスは違う意味を持つ別の言葉であると認識すべきでしょう。

もともとロジスティクスとは軍事用語で、戦場の後方で軍需品や食糧などの補給任務を遂行する兵站(へいたん)を指す言葉でした。そこから派生し、現在では後方支援や管理、計画、合理化という意味で使われています。

つまり、物流とは「モノの流れそのもの」を指す言葉であり、ロジスティクスとは「物流の各工程を統合的に見て最適化する」という意味合いを持つ言葉になります。

物流の流れについては「物流の「流れ」とは?基本的な流れ・仕組み・業務フローの基礎知識」で解説していますので、ぜひ参考にご覧ください。

物流と流通の違いとは?

物流と使い分けが難しい言葉に「流通」もあげられます。

前述した通り、物流とは「物的流通」の略称ですので、そもそも物流と流通には違いがないように感じますが、物流業界では使い分けが必要な言葉となります。

流通はもともと仏教を広める活動を指す言葉でしたが、現在は「広める」「水や空気が滞らずに流れる」「紙幣や商品が移転する」という意味を持つようになりました。

つまり、流通とは取り扱うモノに制限がなく、商品などの実体を伴うモノから、宗教や空気などの実体が伴わないモノまで、流れていくモノの範囲は多岐にわたります。一方で物流とは、取り扱うモノは実体のある物体に限られます。

物流とサプライチェーンの違いとは?

物流と使い分けが難しい言葉として「サプライチェーン」もあげられます。

サプライチェーンとは、商品が開発から消費者の手に渡るまでの一連の流れを指し、日本語では「供給連鎖」と訳されます。材料の調達→部品の製造→組立→卸売業者→小売→消費者に至るまでの各工程が鎖のように繋がっていて、多くの場合、複数の企業が携わることになります。

つまり、物流はモノの移動に関する一連の流れ(輸送〜配送)を表す言葉に対して、サプライチェーンは原材料の調達から消費者の元へ届くまでの一連の流れ(生産〜販売)を表しており、サプライチェーンの一部に物流が組み込まれているといったイメージになります。

物流の目的とは?

物流の目的とは?

そもそも、物流とはどのような目的のために存在しているのでしょうか。

ここでは、物流が持つ2つの目的についてご紹介します。

目的①:時間的なギャップを埋める

物流の目的の1つ目に「時間的なギャップを埋める」ことがあげられます。

時間的なギャップとは、商品が生産・出荷されてから消費者の元へ届くまでの時間差のことです。近年では、在庫を持たない受注生産(BTO)を採用するケースも増えていますが、多くの場合、生産してすぐに注文が入る・購入されるという状態にはなりません。

そのため、供給者と消費者の間には多かれ少なかれ時間差が生じるものです。

物流はこのような各商品ごとに発生する時間的なギャップを、品質を低下させることなく保管するという目的を持っています。

目的②:空間的なギャップを埋める

物流の目的の2つ目に「空間的なギャップを埋める」ことがあげられます。

空間的なギャップとは、供給者と消費者の距離を指します。遠く離れた土地で生産された商品が手軽に手に入るようになったのは、物流のおかげだと言えるでしょう。

また、飛行機や貨物船、トラックなどの長距離輸送が当たり前になった現在においては、いかに低コストで効率よく空間的なギャップを埋めることができるか、といった課題の解決に向けて、多くの物流サービスが様々な取り組みを実施しています。

物流の機能とは?

物流の機能とは?

物流には6つの機能が備わっており、それぞれの機能が一定の品質を保っていることで、物流サービスが成り立っています。

そこで、物流が持つ6つの機能とは何か、役割や特徴と共に見ていきましょう。

機能①:輸送

物流機能の1つ目は「輸送」で、物流の目的である「空間的なギャップを埋める」ことに直結する機能となっています。

輸送とは、供給者から物流倉庫へ、また、物流倉庫から消費者へ移動することを指し、供給者から物流倉庫への移動を一次輸送、物流倉庫から消費者への移動を二次輸送と呼んでいます。

加えて、輸送には配送業務も含まれるのですが、長距離かつ大量の荷物をA地点からB地点へ移動することを輸送、A地点からBさん・Cさん・Dさんなどあらゆる地点に配り届けることを配送と使い分けることが一般的です。

機能②:保管

物流機能の2つ目は「保管」で、物流の目的である「時間的なギャップを埋める」ことに直結する機能となっています。

物流における保管とは、ただ単に商品を格納しておくだけでなく、温度や湿度調整、賞味期限・消費期限・使用期限の管理など、商品の品質を維持する役割も果たします。

また、注文が入った際にすぐ出荷できるようなピッキングシステムや導線、レイアウトも大切な要素となります。

機能③:荷役

物流機能の3つ目は「荷役(にやく)」です。

荷役とは、荷物の積み込みや荷下ろし、運搬、仕分け、集荷、荷揃えなど、荷物を取り扱う作業全般を指します。

荷役は事故が発生しやすい作業ですので、安全対策に重きが置かれます。例えば、作業場の整理整頓、段差の排除、床面の滑り防止、手すりの設置といった環境面の整備の他、台車やパレット、コンテナ、リフト、カゴ車といった什器を活用して、作業者の負担を軽減します。

機能④:包装

物流機能の4つ目は「包装」です。

物流における包装とは、商品を何らかの衝撃や汚れから守るために段ボールや木箱に入れる梱包作業であり、いわゆるラッピングのような商品の個包装は5つ目の機能である流通加工に分類されます。

包装作業では、商品が輸送される際に重い荷物の下敷きになったり、荷役時に落下してしまったりといった場面を想定して、商品に合わせた梱包が求められます。

機能⑤:流通加工

物流機能の5つ目は「流通加工」です。

流通加工とは、物流倉庫内で商品に付加価値をつける作業全般を指します。作業内容は、商品の値付けやシール貼り、贈答用の詰め合わせ、ラッピング、金属やガラスの切断加工、食材の加工、部品組立、検針・検品など多岐にわたります。

このような流通加工を行う物流倉庫を「プロセス・ディストリビューション・センター(通称PDC)」と言い、加工と在庫管理の両方を担っています。

機能⑥:情報

物流機能の6つ目は「情報」です。

以前までの物流機能は「輸送・保管・荷役・包装・流通加工」を総称して物流5大機能と呼ばれていましたが、いわゆる物流DX(※)の流れに伴って6つ目の機能「情報」が新たに加わりました。

例えば、倉庫管理システム(Warehouse Management System/WMS)や配送管理システム(Transport Management System/TMS)といった物流管理システムが導入されることで、受注から発送までの流れをデータで管理することができるようになり、物流計画やサプライチェーンの最適化、業務の見える化などに貢献しました。

この他にも、ガソリン残量を活用したドライバーの労働管理、渋滞状況を活用した配送ルートの計画など、情報は物流のあらゆる面にメリットをもたらしています。

※物流DXとは:DXとはデジタルトランスフォーメーションの略称で、IT技術を活用してより良い変化をもたらす取り組みのこと。

物流の課題である「効率化」を目指す取り組みとは

今回は、物流とは一体何か?といった基礎知識や、物流と混同しがちな「ロジスティクス」「流通」「サプライチェーン」との違い、物流が持つ目的・機能について解説しました。

時間的・空間的なギャップを埋める目的を実現した物流が、次にクリアすべき課題は「効率化」だとされています。

他の業界・業種に引けを取らず、世界で戦っていける物流品質を持つためには、物流DXや物流アウトソーシング(※)の活用が欠かせません。あらゆる手段や技術を駆使して、物流の効率化を目指していきましょう。

※物流アウトソーシングとは:物流アウトソーシングとは、自社の物流業務の一部、もしくは全部を切り離し、外部の物流業者へ委託すること。

物流アウトソーシングについては「物流アウトソーシングとは?メリット・デメリット・業者の選び方を解説」で解説しています。

また、物流品質については「物流品質の基礎知識!品質向上への取り組みや管理方法について解説」で解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

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