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倉庫の業務内容とは?倉庫業の基本知識や効率化するポイントも! | 関根エンタープライズグループ

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2023.06.07

倉庫の業務内容とは?倉庫業の基本知識や効率化するポイントも!

今回は倉庫業務の内容と、業務効率を上げるポイントについてご紹介します。

加えて、倉庫業務の基本知識や倉庫の種類についても解説していますので、これから物流倉庫を利用しとうかと検討されている方や、物流倉庫でどのような業務が実施されているか知りたい方、倉庫業務の効率化を目指している方は、ぜひ参考にご覧ください。

物流倉庫のアウトソースは関根エンタープライズへ

倉庫業務の基本知識

倉庫業務の内容を見ていく前に、まずは倉庫業務の基本知識についてご紹介していきます。

倉庫業務の基本知識

倉庫業務は「倉庫業」という事業内容に分類され、運送業と共に物流を支える重要な業務の一つです。

また、物流倉庫のような第三者のための物品を倉庫に保管するビジネスモデルを「倉庫営業」といい、他人の物を預かるという特殊な性質上、倉庫業法によって定められた基準をクリアして、国土交通大臣の登録を受けなければ運営することができません。

倉庫業には様々な種類がある

倉庫業は、普通倉庫業・冷蔵倉庫業・水面倉庫業の大きく3種類に分けられ、その中で産業や物品の特徴などでさらに細分化されます。

まず普通倉庫業は、幅広い物品に対応できる倉庫業で、あらゆる産業に対応しています。物流倉庫として一般的にイメージされる倉庫だと思って良いでしょう。具体的には、1〜3類倉庫、野積倉庫、貯蔵槽倉庫、危険品倉庫が該当し、また、骨董品やピアノなどの個人財産を保管する倉庫やトランクルームも、普通倉庫業に含まれます。

次に、冷蔵庫業は10℃以下で保管が必要な物品を扱う倉庫業のことです。具体的には、農産物や水産物、畜産物、冷凍食品などを扱う事業者がこれに該当します。

最後に、水面倉庫業とは物品を水面に浮かべて保管する倉庫業で、主に山で伐採された原木を保管するために運営されています。そのため、水面倉庫は別名「水面貯木庫」とも呼ばれています。

なお、物流倉庫の種類については「物流倉庫にも違いがある? 物流センターの種類を解説」でご紹介していますので、併せてご覧ください。

物流倉庫の主な業務内容

倉庫には様々な種類がありますが、どの倉庫にも共通する業務が「入庫業務」「保管業務」「出庫業務」の3つです。それぞれの業務内容について見ていきましょう。

入庫業務とは

入庫業務とは、倉庫に到着した物品を受け取り、保管場所に移動させる業務のことです。

到着した物品や個数に間違いがないかを伝票等で確認し、検品作業、棚入れ作業を行います。入庫業務が滞ったりミスが多いと、出庫の依頼が入った際に迅速な対応ができなかったり、誤出荷を招いてしまいますので、正確さとスピーディーさが求められる業務となっています。

保管業務とは

保管業務とは、預かっている物品を管理する業務のことです。

物品の品質を維持するために適切な温度・湿度・環境で保管する必要がある他、出庫指示に速やかに応えられるように、番号などをつけてロケーション管理を実施します。

出庫業務とは

出庫業務とは、預かっている物品を倉庫内から出荷する業務のことです。

指示書通りに物品をピッキングし、必要に応じて組み立てや梱包、調理、詰め合わせ、包装、ラベル貼り、検針といった流通加工が施されます。また、入庫業務と同様に物品や個数に相違が無いかを確認する検品作業も実施。出荷準備が整った物品をトラックなどに積み込むところまでが出庫業務となります。

倉庫の業務効率をアップする3つのポイント

倉庫の業務効率をアップする3つのポイント

最後に、倉庫の業務効率をアップするポイントを3つご紹介していきます。

ポイント①:自動化・ロボット化に向けたマテハン機器の導入

マテハン機器とは物流業務を効率化する作業機器の総称で、物流倉庫ではピッキングシステムやフォークリフト、パレット、物流ロボット、コンベア、ソーター、台車などが該当します。

倉庫業務を効率化するため、現在の倉庫業界では業務そのものをなくすことに焦点が当てられています。この取り組みの一環として、自動化やロボット化に向けたマテハン機器の開発・導入が倉庫事業各社で推し進められています。

例えば自動倉庫もその一つです。自動倉庫とは、棚入れ・仕分け・ピッキングなどの倉庫業務を自動化した倉庫のことで、AS/RS(Automated Storage and Retrieval System)と表記されます。

自動倉庫(AS/RS)を簡単に説明すると、情報と機械を繋いで、これまで人の手によって行われてきた作業を自動化・ロボット化する仕組みとなっています。具体的には、倉庫業務を管理するシステムであるWMS・WES・WCSから、ピッキングシステムなどのマテハン機器へリアルタイムで指示を送信。集約や仕分け時のタイムロスやムダな動きが排除できるだけでなく、見落としや見間違いといった人為的ミス、人件費の削減にも貢献します。

【倉庫業務を管理するシステム】

WMS:倉庫管理システム。Warehouse Management Systemの略称。
WES:倉庫運用管理システム。Warehouse Execution Systemの略称。
WCS:倉庫制御システム。Warehouse Control Systemの略称。

ただ、自動倉庫システムは業務の効率化を図る上で大変メリットの多い設備ですが、初期投資が高い・トラブル時の対応が難しいといったデメリットがあるのも事実です。導入によって削減できるコストとの差額や、税務上の耐用年数(減価償却期間)、実際の耐用年数、メーカーのサービス内容などを比較して選ぶと良いでしょう。

ポイント②:ロケーション管理の見直し

ロケーション管理とは、倉庫内の物品保管場所を情報として管理する取り組みのことです。具体的には、物品に住所を作って、それをデータで管理していきます。

ロケーション管理には、物品ごとに固定の住所を与える固定ロケーションと、臨機応変に住所が変わるフリーロケーションの2パターンあり、それぞれメリット・デメリットがあります。

まず固定ロケーションを採用するメリットは、物品の場所が覚えやすいので、棚入れやピッキングの際に無駄な動きが少なくなる点です。また、在庫の状況も一目で判断できますので、在庫不足・在庫切れになるリスクが少ない点もあげられるでしょう。一方で、物品の数量が増えた時にレイアウト変更が必要になったり、無駄になる棚やスペースが発生してしまうといったデメリットがあります。

次に、フリーロケーションを採用するメリットは、空いている棚やスペースが有効活用できる点にあります。これによって、スペースコスト(ファシリティコスト)が削減できる他、多くの物品が保管可能になります。一方デメリットは、物品の場所が一定ではないため、棚入れやピッキングの作業効率が低下しやすいといった点があげられるでしょう。

どちらの方法が良いかは一概に言えませんが、ピッキングミスが多い・無駄な動きが多いと感じるようであれば固定ロケーションに、物品数が増えて無駄なスペースが増えたと感じるのであればフリーロケーションに切り替えてみるなど、自社倉庫の効率化に適したロケーション管理を見直してみると良いでしょう。

ポイント③:物流業務をアウトソーシングする

物流アウトソーシングとは、物流業務の一部または全部を外部の事業者へ委託することです。物流アウトソーシングは、マテハン機器の導入やレイアウト変更などをする必要がありませんので、「設備投資をなるべく抑えたい」「必要な時だけ必要な設備を利用したい」といった事業者に大変人気があるビジネスモデルとなっています。

また、自社で人材を雇い入れたり、機器・機材を購入する必要がありませんので、大幅なコストカットにも貢献しますし、浮いた人材やコストを事業の中核となる業務に集中させることも可能です。

加えて、物流アウトソーシングを提供する事業者は、その業務の専門的な知識や技術を持ち合わせているため、業務品質の向上にも期待が持てるでしょう。

物流アウトソーシングについては「物流アウトソーシングとは?メリット・デメリット・業者の選び方を解説」で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

倉庫業務は日本の産業を担う重要な仕事

今回は、倉庫業務の内容や、倉庫業務を効率化させるためのポイントをご紹介しました。

倉庫業・倉庫業務は、物資の安定的な供給に必要な大変公共性の高い事業です。もし何らかの事情で倉庫が機能しなくなると、生産や製造がストップしてしまったり、医薬品が患者さんの元へ届かなかったり、食品や生活用品が届かなくなってしまったりと、多くの企業や人々にダメージを与えてしまうからです。

そのため、倉庫業・倉庫業務は厳しい安全基準をクリアし、国土交通大臣による登録がなければ営業ができないようになっています。

人手不足が叫ばれる物流業界・倉庫業界において、倉庫業務をより迅速に・正確に・無駄なく遂行するためには、効率化に向けた取り組みが不可欠だと言えるでしょう。

全国で総合物流サービスを提供する関根エンタープライズグループ

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